About

四方を山々にかこまれた古い歴史を持つ笠間では、原始時代には縄文・弥生・須恵器等の土器が作られその後、安永年間(一七七二年)に入り登窯による釉薬を使った陶器が焼成される様になりました。
このような伝統を背景に、美しい松山と田園が育む豊かな粘土や釉薬に用いる木灰や藁灰の自然の恵みに出会いこの地に登窯を築き(一九七四年)制作を開始致しました。以来、登窯からガス窯、電気窯に変わりましたが登窯で培った経験や味わいを残しつつ「食卓の器」を心掛て居ります。
毎日の潤いある暮らしに、僅かなお手伝いが出来れば幸いです。

八十島窯